ノーコードであらゆるデスクワークを自動化する「Yoom (ユーム)」を開発・運営するYoomは8日、生成AIを活用した機能をリリースした。これにより、画像データからの文字情報の読み取り、音声文字起こし、データ抽出・データ変換などが可能になり、AIを利用した業務効率化を実現するという。
今回Yoomが提供するAI生成機能は、自然言語処理、画像認識、音声認識、OCR(光学文字認識機能)などを活用し、請求書や名刺の情報読み取りや特定の文字列からのデータ抽出等を可能にする。
1.画像・PDFから文字を読み取る
請求書・名刺・契約書などの画像やPDFファイルから文字情報を抽出。請求書の受領対応や顧客情報の管理、契約書管理などに利用できる。
活用例:請求書の読み取りとリスト作成を自動化
1.メールに添付された請求書ファイルを取得
2.AIオペレーションを利用して請求情報を読み取り申請に必要な情報を項目別に取得
3.承認
4.会計システムに登録
2.データを抽出・変換する
問い合わせ内容やメールの署名情報から、連絡先、担当者名、問い合わせ内容等を項目ごとに抽出。抽出した情報は、顧客管理ツールや問い合わせ管理リスト等に格納したり、チャットで通知することが可能。
活用例:問い合わせ対応
1.問い合わせメールを受領
2.AIオペレーションを利用してメールの内容から、氏名、連絡先、問い合わせ内容などを抽出
3.抽出した情報を顧客情報管理ツールに格納
4.抽出した情報をチャットで担当者に通知
3.音声データを文字起こしする
会議やインタビューなどの音声データから文字起こしを行う。
4.要約する
対象の文章を要約したり、議事録を作成したりする。
5.翻訳する
対象の文章を指定した言語に翻訳する。
「Yoom」はAIや様々なSaaSとノーコードで連携し、業務を自動化するサービス。AIやSaaSを組み合わせて繰り返し発生する毎日の事務作業や業務フローを自動化することで、セールス・人事・労務・経理など様々な部門で業務の効率化・自動化を実現する。2022年1月に正式版をリリースし、4500社以上が導入している。(2023年9月現在)
ChatGPT、kintone、freee、SmartHR、Salesforce、chatworkなど、100近くのアプリ・サービスと連携している。また、現在、未連携のサービスであっても、要望に応じて積極的に連携を行う。