レノボ、NVIDIAを搭載した生成AIワークフロー向けのワークステーションを発表

レノボは10日、NVIDIAの年次イベント「NVIDIA GTC」で、AI開発者が自動ワークフローを通して生産性を向上できるNVIDIA AI EnterpriseおよびNVIDIA AI Workbenchを搭載したレノボワークステーションを発表した。

両製品は、NVIDIA CUDAコンピュートプラットフォームを土台とするとともに、CUDA-Xライブラリを活用し、さまざまな種類のデータタイプにおいてデータ処理を高速化させる。これには、NVIDIA RAPIDS cuDFライブラリが含まれている。

大規模言語モデル(LLM)を用いたデータサイエンスと生成AIのワークフローの進化により、AIワークフロー専用に設計されたNVIDIA A800 40GB Activeや前例のない多目的性能向けNVIDIA RTX 6000 Ada Generationなど、強力なNVIDIA GPUが必要となっている。このGPUは、レノボのThinkStationおよび ThinkPadのシステムに搭載することができ、あらゆる種類のAIワークフローを扱う組織に対して個別のスーパーコンピューティング環境を提供する。例えば、NVIDIA RTX 5000 Ada Generation Laptop GPUを搭載したThinkPad P16 Gen 2は、要求の厳しいプロの仕事に適した最先端の技術を具現化している。この強力なノートPCは、モバイルAI開発を強化するために設計されており、膨大な計算能力を必要とするタスクにおいて、無類の性能を生かしてLLMをファインチューニングする。

NVIDIA RTX 6000 Ada Generation GPUを使用することにより、pandasソフトウェアを使用する約1000万人のデータサイエンティストの仕事を、コードの変更なしに最大110 倍加速化させることができる。

RAPIDS cuDF、NVIDIA AI Workbench、およびNVIDIA AI Enterpriseは、レノボのAIワークステーションソリューション・ポートフォリオの一環として入手することができる。これにより、データサイエンス、生成AI&LLMのトレーニング、およびファインチューニングのワークフローの生産性と効率性の向上に向けて構築されたエンタープライズクラスのフルスタックAI 開発者ソフトウェア・プラットフォームをいつでもどこでも活用できる。

レノボワークステーションは、NVIDIA AI Enterpriseを使用して、推論およびRAG (検索により強化した文章生成) においてNVIDIA NIMおよびNeMo Retrieverマイクロサービスをサポートする。これにより、開発者は、自らの強力なローカルシステムで生成AIアプリケーションを使用できる。

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レノボ・ジャパン

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