
AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは17日、「AIエージェントカオスマップ 2025」を公開した。掲載数は合計で51サービス。
「AIエージェント」とは、幅広いタスクに対応できるAI技術。LLM(大規模言語モデル)による高度な自然言語処理だけでなく、問題解決や外部とのやり取りなども実現する。独自の意思決定や判断が可能で、対話を通じて進化するなど、生成AIよりも一歩進んだ技術を持つAIエージェントは、生成AIの効果を最大化する手段として、近年さまざまな分野で注目を集めており、今後もさらに多くのシーンで利用が拡大されると予想されている。
AIエージェントと生成AIは似ているものの、目的や機能に違いがある。生成AIは、おもにユーザーから与えられた指示に対して、コンテンツの生成や画像の作成などを行うが、AIエージェントはユーザーが与えた指示に対し、自律的にタスクを実行する。
例えば、カスタマーサポートにおけるAIエージェントの活用方法として、 24時間体制のチャットボットによる即時対応や音声AIによる電話対応など、顧客とのコミュニケーションを効率化し、サービス品質の向上に貢献する。
AIsmileyでは、AIエージェントサービスを体系的に分類し、各企業が自社に最適な製品を選びやすくすることを目的として、本カオスマップを作成した。AIエージェントサービスを自律型AIエージェント、業務自動化、生成AIプラットフォーム、特化型AIエージェントの4つのカテゴリ別に分類し、それぞれをカオスマップとしてマッピングしている。
●業務自動化エージェント
企業の定型業務を自動化するAIエージェント。データ入力やレポート生成などのタスクを効率的に処理し、生産性向上をサポートする。
●自律型AIエージェント
ユーザーの指示に従って特定のタスクを行う生成AIと異なり、設定された目標を達成するために、自らが自動的に行動を判断、管理を行う。タスクの計画、実行、調整を自律的に行い、複雑な業務の最適化を実現するAIエージェント。
●特化型AIエージェント
特化型AIエージェントは、特定の業務や分野に特化して設計されたAIエージェント。業界特化や特定のタスクに特化し専門的なタスクを高精度で遂行する。
●生成AIプラットフォーム
テキスト、画像、音声、動画などのコンテンツを自動生成するAI技術を提供するプラットフォーム。生成AIを用いたプラットフォームを活用することで、創造的なコンテンツ制作やデータ分析を行える。
「AIエージェントカオスマップ 2025」作成にあたり、参考にしたサービスURLやAIエージェントサービスの提供会社を記載した一覧表(Excel)は、カオスマップ資料請求後、企業担当者に無償で提供している。
■「AIエージェントカオスマップ 2025」の入手方法
「大サイズのAIエージェントカオスマップ 2025」と「サービス提供企業一覧(Excel)」の希望者は、下記問い合わせフォームから資料請求する。