VIVOTEK、カメラで高度なAI映像解析を可能にするSmart VCAバージョン6.6

VIVOTEK Inc.(台湾、新北市:ビボテック)は25日、Smart VCA バージョン6.6をリリース。カメラでの高度なAI映像解析を可能にするSmart VCA が一部機種で無料で利用可能になった。

さらに最新のSmart VCAでは、従来のライン跨ぎ検知、侵入検知、徘徊検知、持ち去り検知、置き去り検知、顔検出に加え、Crowd detection(混雑検知)も可能になり、よりスマートな映像解析を実現する。

ビボテックのスマートVCAのコアは、従来の設計と比較して、より高い精度で人の検知が可能なディープラーニングAIエンジン。このAIエンジンは、ビボテックのセキュリティ監視分野での豊富な経験と膨大な画像データベースを活用し、ニューラルネットワークを用いた人の検知エンジンとして開発された。

人間のシルエットを蓄積したデータベースと、事前に学習されたディープラーニングモデルによる迅速な応答により、監視エリア内にいる人を瞬時に認識することができる。

ビデオ監視では通常、主な監視対象は人であるため、通過する車両、動物、草木の揺れなど、紛らわしいオブジェクトを監視対象から排除し、人間の動きのみがイベントトリガーとして機能する人の検知機能は効果的。また、これによりカメラの設定にかかる時間や労力、さらには誤報の削減ができる点でも非常に効率的だという。

マルチイベントには、侵入、徘徊、ライン跨ぎ、物の置き去り、持ち去り、顔の検出、混雑検知といった複数のルールがある。これらのルールは、一般的なセキュリティ監視用途に求められる要件のほとんどをカバーしており、1台のカメラに複数のルールを設定することができる。

ビボテックのSmart VCAは、従来のフレーム間差分ベースのビデオモーション検知と比べ、ユーザーにとってより有益な情報をカメラで収集することができる。また、カメラ内で動作するアプリケーションであるSmart VCAは、帯域幅とストレージの使用量削減にも役立つという。

このような映像分析機能を搭載したカメラでは、ビデオフレームを記録するだけでなく、映像内で発生しているイベントをインテリジェントに認知することができ、VCAメタデータによって録画した映像の迅速な検索が可能になるため、効率性の向上、オペレーターの作業負荷軽減を図ることができる。

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