八芳園は22日、ソフトバンクロボティクスと相互に連携し、ソフトバンクロボティクスの手掛ける配膳・運搬ロボット「Servi」の宴会場での活用を推進するため、連携協定を締結したと発表した。緊密な連携と協働のもと、ニューノーマル時代に向けた交流の質の向上・新たな交流のマネジメントを図っていく。
この連携は、緊密な連携と協働のもと、交流の質の向上と新たな交流のマネジメントを図るための各種調査・研究活動・事業の開発と検証の円滑な実施、また、「Servi」の活用による非接触でのサービスの推進およびサービススタッフの省力化を図ることを目的としている。
ソフトバンクロボティクスの手掛ける配膳・運搬ロボット「Servi」とは、飲食店やホテル・旅館・小売店などで従業員とともに働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボット。本取り組みの一環として、八芳園内レストラン「Thrush Café」では「Servi」を2台導入し、下げ膳での運用をスタートしている。八芳園では、「Thrush Café」での運用を皮切りとし、今後はアフターコロナ時代の結婚式やイベント等における「Servi」の活用に向けて、現在取り組みを進めているという。
アフターコロナ時代、人の交流の場である「ホテル・バンケット・イベント・ブライダル・フード」ビジネス業界は、8つの”問い”『 ソーシャルディスタンス・密閉・密接・密集・密着・非接触・分散・分離 』の課題を解決するため、サービスの組み替えを余儀なくされている。
そのひとつの解決策となる配膳・運搬ロボットの導入は、非接触でのサービスの推進およびサービススタッフの省力化を図り、それによる交流の質の向上を目的としている。
例えば、従来であれば注文の受注からキッチンへの伝達、料理の配膳・下げ膳のための往復、その後に取り掛かるテーブルの拭き掃除や除菌など、ひとりのスタッフでホールとパントリーを何度も往復し、その分の時間もかかっていた。その労力と時間を配膳・運搬ロボットによって削減することで、スタッフはより客へ目を配り素早い対応に取り掛かることができ、サービス・交流の質の向上を図ることができる。
これらの取り組みを経て、アフターコロナ時代における、”空間”と”時間”、”人”と”食”の結合を創造する新たな交流マネジメントサービスの構築を目指していくという。