ロボティクス×AIで社会課題の解決を目指すセンシンロボティクスは14日、フジタと共同で、遠隔監視システム『SENSYN CORE Monitor』を活用した「遠隔臨場ドローンシステム」を開発したと発表した。
本システムは、遠隔監視システム『SENSYN CORE Monitor』を元に建設現場の遠隔臨場向けに開発したシステム。遠隔・複数の拠点からドローンが撮影するリアルタイム映像を確認しつつ、カメラの撮影方向やズーム倍率を自由に操作できるのが特徴。
センシンロボティクスとフジタは、施工中の「令和元-4年度横断道羽ノ浦トンネル工事」(徳島県小松島市)において本システムを試行し、ドローンの空撮映像を用いた高度な遠隔臨場ができることを確認したという。
ドローンからの映像はFull HDに対応し、検査時に使用する写真撮影用巻尺の目盛り(1cmピッチ)を30m上空からモニタで視認することができる。ドローンの制御・通信には4G LTEを使用し、スムーズな操作と映像配信を実現している。これにより、現在工数がかかっている施主の現場臨場業務を、現地に赴くことなく実施することができる。
今後はドローンの制御・通信に5Gを活用することで、さらなる映像の高画質化、通信の高速化 を推進すべく技術開発を継続する予定だという。