コスモ技研、「ロボットトータルケアシステム」を開発

コスモ技研は9日、既存ロボット納入先に対して10月から『ロボットトータルケアシステム』を開発したと発表した。同業務で2023年12月期に20年12月期比で2倍以上の売上高3億円を目指すという。

労働安全衛生法第28条第1項では、危険防止の措置、作業行動から生ずる労働災害の防止の措置を講じるよう定めており、事業者が産業用ロボットを運用するうえで、メンテナンスの必要性が記載されている。

産業用ロボットも毎日長時間稼動するため、始業前や始業後の点検や法定点検を毎日実施する必要がある。ロボットの整備不良はライン停止の原因にもなる。しかし、工作機械などに比べ定期点検を徹底するユーザーが少ないのが現状。一方、点検保守を自社でできずロボットメーカーに依頼するSIerが多いことも事実。

そんな中でコスモ技研は、社員30人中20人が兼務で保守点検の対応を可能とした。増員と教育で原則自社での対応を可能にした。顧客に納入した設備の累計稼働時間を計り、点検保守履歴も管理する新システムも稼働し、次の点検保守時期を個々に顧客に案内する。定期実施の意識付けに各項目と理想頻度が分かる点検表もロボット納入先に配布し、改めてメンテナンスの重要性を知らせる。

【ケアシステムによるユーザーメリット】
1)ユーザーにかわりロボットの適正管理ができる
・適正なタイミングで点検項目が通知(アドバイス)
2)設備の安定稼働に役立つ
・適正なメンテを実施することで、正常稼働を維持
・納入設備の「見える化」に役立つ
3)トラブルも未然に防げる
・クレームが出にくい体制がつくれる
・ユーザーのブランド維持
4)ユーザーからの閲覧が可能
・安心安全に役立つ
顧客にかわり、コスモ技研がより安心安全にロボットの稼働ができるようにサポートする。

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