アクシスとジャパン・カレントは13日、全国の⾃治体が取り組む「⾃治体システム標準化」で⼤きな課題となる「外字」の同定作業に対し、⽂字を画像として捉え、AIを活⽤して作業負担を⼤幅に軽減するサービス「AI-さらば外字くん」の提供を開始すると発表した。
外字とは、システムで標準搭載されていない漢字で表される氏名等を扱うために、各自治体で作成・管理する独自の文字のこと。
1989年の創立当初から自治体向けのICT導入を手掛けてきたアクシスは「外字の同定作業」が自治体システム標準化における大きな課題になると考えていた。そこで“文字を画像として捉えれば、AIを活用し類似文字を特定できるのではないか”と考え、AIによる画像解析に強みを持つジャパン・カレントに検討を打診。ジャパン・カレントは数々の案件で培った画像解析技術を活用し、同定先の「文字情報基盤:IPAmj明朝フォント」に対し、サンプルデータで十分な精度を出す外字同定システムを開発した。
自治体ICTに強みを持つ“漢字のまち喜多方”のアクシスとAI画像解析に強みを持つジャパン・カレントがタッグを組み、各自治体の外字同定作業負荷を大幅に軽減するサービスを提供する。
顧客は、本サービスを活用することにより、同定候補の文字を素早く特定できるだけでなく、さらに労力のかかる「同定候補がない文字の取り扱い決定」に集中することができる。
基本サービス価格は24万4000円(税別)。
問合せ:「AI-さらば外字くん」専用窓口 byebye-gaiji@f-axis.co.jp
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