ヴイストンは17日、各種の研究開発用台車ロボットに設定されているROS PCオプションの新モデル「ROS PC(UM350)オプション」を発売すると発表した。
同社で販売している研究開発用台車ロボットに設定されているROS PCオプションは、ROSを実行する推奨環境をセットアップ済みの状態で販売しているもので、台車ロボット本体購入時のオプションとして、多くの支持を得ている。今回発売する「ROS PC(UM350)オプション」は、既存品「ROS PC(UM340)オプション」の後継品で、ハードウェアのスペックの向上と、UbuntuバージョンおよびROSのディストリビューションの更新を行っている。
同社製の研究開発用台車ロボットと合わせて本オプションを導入することで、研究開発用台車ロボットに最適なROSの実行環境が得られ、LiDAR(LRF)やデプスカメラからの情報を適切に処理・活用することが可能となる。また、本オプションと合わせて拡張機器用電源基板 VS-WRC054を搭載することにより、研究開発用台車ロボットの本体内に搭載されたバッテリーからの駆動が可能となるなど、トータルパッケージとしての取り扱いが容易であることが大きな特徴だという。