アジラは17日、施設向けAI警備システム「アジラ」のアップデート版v1.1をリリースしたと発表した。
施設向けAI警備システム「アジラ」は、既存の防犯カメラシステムをAI化できる施設向けAI警備システム。カメラ映像の中から、異常行動(転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動)や不審行動(千鳥足、ふらつき、違和感行動)を検出したときのみ、瞬時に映像を通知することができるため、映像を監視する警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落しも無くすことができる。
AIである『アジラ』の特徴として、導入後数日間で防犯カメラに映る人々の行動を自ら学習し、それらの行動から外れた通常とは異なる行動(同じ画角内でうろうろしている、きょろきょろしているなど)を「違和感行動」として検知する。これにより、事件や事故が発生する前の予兆行動をも捉え、通知することができるため事故の予防にも寄与する。
アップデート内容
・侵入検知機能:指定したエリアへ人が侵入した際にアジラVMS上へアラートを送る
・学習機能:ユーザー側で各カメラの学習状況の確認、学習期間の指定や学習開始、過去の学習データの削除などに対応
・設定画面:ユーザー側で検知対象行動および侵入検知のON/OFF、長時間滞留のアラート間隔などの設定が可能
・動画検証機能:これまではIPカメラ映像のrtsp入力のみを処理対象としていたが、本リリースより動画での簡易検証が可能
・日本語対応:言語の切り替えに対応(日本語/英語)
・カメラステータス表示:VMSモニター画面における各カメラのステータス(学習中、稼働中)の画面表示