カスタマーサービス領域に特化したデジタルソリューションを提供するZeQ(ゼクー)は13日、音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」を提供するRevComm(レブコム)と業務提携し、MiiTelとZendeskとの連携アプリケーションを開発、ベータ版として提供を開始したと発表した。
これにより、Zendeskアプリケーション(β版)からMiiTelを起動し、架電業務や通話記録の確認を行うことが可能になる。
今回の提携により、Zendeskの管理画面上から当該アプリケーション(β版)を起動し、MiiTel経由での受発信が可能となった。受発信のタイミングでZendeskチケットが自動生成されるため、応対担当者が記録をする手間を軽減できる。また、チケット上からMiiTelの音声分析画面へ移動して解析結果を確認する機能も備わっており、顧客とのコミュニケーションの振り返りを簡単に行うことができる。さらに、通話記録となるチケットに内部コメントを残したり、担当者を割り当てることで、チームで連携しながら顧客をサポートすることも可能。
グラフと数値で簡単に解析結果を確認できるMiiTelと、問い合わせ応対から顧客情報管理まで一元化されたZendeskの、双方の強みを活かした連携を可能にすることで、カスタマーサポートの業務効率化や働き方改革、生産性向上のプロセスを支援する。なお、MiiTel連携Zendeskアプリケーション(β版)は、無償で提供する。
音声解析AI電話「MiiTel」は、電話営業やコンタクトセンター業務における、会話の内容を解析し、高精度のフィードバックを行うことで商談獲得率・成約率を向上させる、日本発の音声解析AI電話サービス。顧客と担当者が「何を」「どのように」話しているか分からない、というブラックボックス化問題を解消し、アナログな議事録作成も自動文字起こし機能が軽減する。
商談内容を振り返りやすいシンプルな設計なので、自ら振り返り商談の質を高めたり、開発や他部門に顧客要望をニュアンスまで正確に伝えたりすることが可能。MiiTelは、営業担当者が「人にしかできないクリエイティブな仕事」に専念する時間を生み出す。
また、MiiTelにより蓄積された顧客とのリアルな音声データは、自社の教育研修、サービス開発、機能改善などに幅広く活用でき、企業の事業成長を後押しする。日本語版に加え、インドネシア語版、英語版の提供を開始している。