スタディメーター、ChatGPTが分析する職務記述書自動作成ツール「Job Description Generator」無料公開

スタディメーターは10日、職務記述書自動作成ツール「Job Description Generator(JDG)」を発表した。

JDGは、業務の概要を入力すると、その業務の遂行に必要なスキルと、ChatGPTがその業務の評価指標となるKPIを分析して表示するツール。スキル項目はオンライン学習サービスであるUdemyの講座カテゴリに即しており、分析をもとに学習につなげることが可能。

JDGは、DXに関する企業研修の講師を務めているスタディメーターの箕輪代表が、講座の受講者より「どんなスキルが自分の仕事に役立つのか分からない」という声を多く聞くようになったことから生まれた。企業にとっても、DXが進み、リスキリングが推進される中で、将来の組織・役割のあり方や、従業員に求めるスキルを言語化し、説明することが難しくなっている。このような従業員、企業双方の悩みを解決するために、JDGを開発した。

JDGは、次のようなシーンで活用されることを想定している。
・会社員が…今の自分の仕事に必要なスキルと評価項目を把握し、学習や目標設定に活用
・会社の管理職が…部下の仕事に必要なスキルと評価項目を把握し、部下の育成や客観的な評価に活用
・転職したい人が…社内外の公募情報をもとに、公募に申し込むために必要なスキルの確認に活用
・会社の人事部が…採用のためのジョブディスクリプション作成や、人的資本経営の推進に向けたスキル可視化に活用

スタディメーターでは、証明書の代替となるNFTを発行できるシステム「Q」を提供している。将来はJDGとQの仕組みを組み合わせることで、ジョブディスクリプションに基づく評価結果をブロックチェーンに記録する、自分の現在スキルと様々な仕事のジョブディスクリプションのスキルギャップを把握する、それらの情報をもとに学習サービスを提案する、等、Web3時代の新しいスキル管理のアイデアを実装していく計画だという。

関連URL

「Q」
「Job Description Generator(JDG)」
スタディメーター

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