弁護士ドットコム、ChatGPT活用したAIタイトル生成機能を「みんなの法律相談」に搭載

弁護士ドットコムは23日、無料法律相談サービス「みんなの法律相談」にChatGPTを利用した「AIタイトル自動生成機能」を実装したことを発表した。

「AIタイトル自動生成機能」は、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)」および「Azure OpenAI Service」を活用し、ユーザーが記載した相談内容から、自動でタイトルを生成することで、弁護士からの回答を得やすくする機能。

法的トラブルや悩みを抱えるユーザーがインターネット上で質問を投稿することができ、これに対して弁護士が回答することで、トラブルを未然に防いだり、早期解決に繋げることができるサービス。相談内容は、相続や離婚、交通事故などの法律トラブルに加え、労働問題やサービスの契約違約金などがあり、累計法律相談件数は126万件(2023年6月現在)となっている。

■AI生成によって期待する効果
1.相談者の負担を軽減
「みんなの法律相談」は、ユーザーが自ら相談内容と相談のタイトルを投稿する必要がある。弁護士はその相談のタイトルをもとに、自身が回答可能な相談を選択する。ただ、法的知識がないユーザーにとって、弁護士がひと目で相談内容を推測できるタイトルをつけることは容易ではない。そのため、「助けてください」のような非常に抽象度の高く不明確なタイトルがつけられ、結果として弁護士の回答も得られないというケースが見受けられるという。

この新機能では、AIが相談内容の要点を把握し、適切なタイトルを自動生成する。ユーザーは、必要に応じてAIが生成したタイトルを修正して投稿することもできる。これにより、ユーザーはタイトルを自ら考える負担が軽減し、相談内容の本文に意識を集中できるようになる。

2.回答率向上の期待
これまでは、「助けてください」のような非常に抽象度の高く不明確な質問タイトルに対する回答率が約30%にとどまっていた。新機能を活用することで、ユーザーの負担軽減だけでなく、弁護士の回答率の向上が期待される。

今後は、タイトル生成以外にも、AIをさらに活用したサービス改善を進める予定。弁護士の回答補助、相談者の質問補助、相談内容の分類など、AIが得意とする領域を見極めつつ、質問者・弁護士双方にとって有益となるよう対応していく。また、弁護士ドットコムは、今後も「2割司法」の問題解決を目指し、新たな技術を積極的に取り入れていくという。

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