GitLab、AIを活用したDevSecOpsプラットフォーム「GitLab 16」を発表

AI を活用した最も包括的なエンタープライズ DevSecOps プラットフォームでソフトウェアイノベーションを実現するGitLab(米サンフランシスコ:ギットラボ)は6日、最新メジャーリリース「GitLab 16」の提供開始を発表した。GitLab 16には、直ちに利用可能なDevSecOpsプラットフォーム共通の新機能のほか、年内に正式リリースが予定されている機能も含まれている。

AIを活用したワークフローの実現
GitLab 16は、より優れたコードを迅速かつ効率的に作成できる「Code Suggestions」のほか、セキュリティテスト/分析、オブザーバビリティ、プロアクティブな脆弱性検出などの機能を備えた、エンタープライズグレードのAIを活用したDevSecOpsプラットフォームを市場にもたらす。GitLabのプライバシーを最優先にしたアプローチにより、企業や高度に規制された組織は保有する知的財産を安心してGitLabのインフラストラクチャ内に置くことできる。AIを活用した最新機能として「Suggested Reviewers」、「Explain This Code」、「Explain This Vulnerability」、「Value Stream Forecasting」が追加された。また、次期機能として「Refactor This Code」および「Resolve This Vulnerability」が予定されている。

ソフトウェアサプライチェーンセキュリティの強化
GitLabは、ソフトウェアデリバリーの自動化と顧客のエンドツーエンドソフトウェアサプライチェーンの保護により、スピードとセキュリティの最適なバランスを実現する。企業は、ソフトウェアサプライチェーンの開始・拡張・保護、脅威状況の完全な可視化、およびコンプライアンス遵守を支援するポリシーの確立により、セキュアなソフトウェアの提供を迅速化することができる。セキュリティ関連の新機能および機能強化として、集中ポリシー管理の強化、コンプライアンスレポートとコンプライアンスコントロールの拡張、コンプライアンスダッシュボード、標準でのSLSA Level 3認証などがある。

コンプライアンスや規制に関する複雑なニーズに対応
今夏に一般提供開始予定の「GitLab Dedicated」は、高度に規制された業界の組織や厳しいコンプライアンス要件を抱える組織に、データレジデンシー、分離、およびプライベートネットワークを中心にエンタープライズDevSecOpsプラットフォームのメリットをもたらすシングルテナントSaaS(Software as a Service)ソリューション。

カスタムバリューストリーム管理のテーラリング
「Value Stream Management」を利用することで、エンドツーエンドのDevSecOpsワークストリームを可視化し、ソフトウェア開発プロセスを管理し、デジタルトランスフォーメーションや技術投資がどのように価値をもたらし、ビジネス成果を推進しているかについての洞察を得ることができる。GitLabの「Value Stream Analytics」は、アイディエーションからデリバリーまでのDevSecOpsワークフローの可視化と管理に役立つ。「Value Stream Dashboard」は、DevOps Research and Assessment(DORA)メトリクス、サイクルタイムのほか、重大な脆弱性やデプロイメント頻度などの重要なメトリクスを企業全体で可視化する。

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