誠文堂新光社は、7月22日に、『くらべてわかるロボットと人体のしくみ大研究』を発売する。
ものづくりの現場でかつやくする産業用ロボットをはじめ、医療、建築、農業、物流、災害現場といったさまざまな場面で、ロボットは人々の暮らしを支えてくれている。
家の中では、おそうじロボットや人工知能(AI)を搭載した家電製品が使われ、お店では、話しかけたり、料理を配ったりしてくれるサービスロボットを目にする機会も増えた。
そして、ますます発展する人工知能(AI)によって、未来はいまよりもさらに、ロボットの活用が広がると予想されている。
ところで、「ロボットってなに?」「人間とどうちがうの?」と聞かれたらあなたはどう答えますか?
姿も、しくみも、はたらきも、さまざまなロボットについて、うまく説明できるだろうか?
ロボットが得意なこと、人間が得意なことをどれくらい知っているだろうか?
本書では、ロボットと人体をくらべ、それぞれの似ているところ、ちがうところをくわしく解説する。からだのつくり、動きのメカニズム、感じたり考えたりするしくみなど、1つ1つていねいに見ていくことで、ロボットだけでなく、人体についての理解も深めることができる。
ロボット好きの子はもちろん、プログラミングやコンピューター好きの子、工作や乗り物が好きな子、人体のふしぎ、生き物のからだ、医療や医学、宇宙探査まで、さまざまな興味をもつ子たちに、この本は新しい発見を与えてくれるだろう。義手や義足などの義肢、再生医療を知るにもオススメだという。
クイズ形式で思考力を鍛える「考えてみよう!」、自分のからだや身近なものを使ってすぐに試せる「やってみよう!」、驚きの情報や意外な歴史を紹介する「まめ知識」のコーナーも。
ぜひ、自分の体をさわって確かめながら、体のつくりや動き、ロボットと人間のちがいについて、楽しく学んでほしいという。
【目次】
未来の君たちへ
はじめに
第1章 からだのつくり:人間に近づくロボット/赤ちゃんロボット?/骨格/皮ふ/腕と肩/手と指/ものを作るロボット/脚と足/頭と首/胸と背中/からだの一部がロボットに/小さくても、大かつやく
第2章 動くしくみ:筋肉とモーター/信号を送る/安全を守るロボット/力とエネルギー/消化のしくみ/歩く・走る/ロボットと人間、速いのはどっち?/人を運ぶロボット
第3章 感じるしくみ:手の指と触覚/目でものが見えるしくみ/家ではたらくロボット/耳で音が聞こえるしくみ/バランスをとる/声が出るしくみ/味やにおいを感じるしくみ/宇宙でかつやくするロボット
第4章 脳や心のはたらき:脳のつくり/脳のはたらき/手術ロボット/脳と記憶/感情/ロボットと人間、賢いのはどっち?/ロボットが探検/からだのないロボット/ロボットと人間の未来
「考えてみよう!」の答え
さくいん
【書籍概要】
書 名:くらべてわかるロボットと人体のしくみ大研究
著 者:ジョン・アンドリューズ
絵 :ミシェル・ティリー
翻訳監修:古田 貴之
編 集:子供の科学編集部
仕 様:A4変判、96ページ
定 価:4400円(税込)
発売日:2023年7月22日(土)