キャリアボット、生成AIを活用した「次世代型就職・キャリア支援サービス」を開発
- 2023/7/26
- 教育
- ChatGPT, GPT-4, キャリア支援サービス, 大学キャリアセンター, 生成AI
キャリアボットは25日、大学キャリアセンター向けに生成AIを活用した「次世代型就職・キャリア支援サービス」を8月から展開すると発表した。
生成AI(ChatGPT-4,Azure OpenAI Serviceなど)を活用したサービスとキャリアコンサルタントが協働することで、一人ひとりの学生に合わせた、より質の高い就職・キャリア支援を効率的に実現することが可能となる。サービスの詳細については、2023年8月7日開催の大学教職員向けオンラインセミナーで、説明する予定。
自己分析サポートAI「SelfAnalyzer」
学生が入力した自身の経験や興味などに対して、「SelfAnalyzer(ChatGPT-4を活用予定)」が、学生の長所・適性などを分析する。分析結果は1分程度で学生にフィードバックされ、同時にキャリアセンターにも共有される。この結果をもとに、学生は短時間で自己理解を深めることができる。フィードバックでは、キャリアセンターを利用するよう促す。キャリアセンターは、「SelfAnalyzer」による自己分析結果を把握した上で、学生に進路・就職のアドバイスを行う。これにより、一人ひとりの学生に合った支援をより効率的に行うことが可能となる。
AI就職アドバイザー「CareerNavigator」
「CareerNavigator(Azure OpenAI ServiceやChatGPT-4などを活用予定)」が、進路相談に対する簡易アドバイスからES(エントリーシート)・面接アドバイスまで幅広く行う。文章作成が苦手な学生に対しては、入力内容をもとに「学生時代に力を入れたこと」「自己PR」などの文章を生成することも可能。これにより学生は時間を節約し、自己分析や面接対策などに注力することができる。学生が「CareerNavigator」を活用することで、キャリアセンターは今まで以上に多くの学生を支援することができる。
「CareerNavigator」では、大学独自のデータ(キャリアセンター利用案内や学内イベント情報など)を学習させることも可能。
キャリアボットでは、大学DX推進に向けて、生成AIだけでなくメタバースやコミュニケーション型アバターロボットを活用した就職・キャリア支援サービスも行なっている。また、質の高いキャリアカウンセリングを提供するため、カウンセリング時のカウンセラーの「発言割合」や「相槌頻度」などを可視化する取り組みも行っている。これにより、カウンセリングの質を客観的に評価し、さらなる向上を目指している。キャリアボットは、テクノロジーとデータサイエンスを駆使し、日本の就職・キャリア支援の質向上に積極的に貢献していくという。
大学教職員向けオンラインセミナー
開催日時:2023年8月7日(月)17:00〜18:00
開催方法:オンライン(zoomウェビナ―)※入退室自由
参加対象:大学・短期大学・専門学校の教職員(特に就職・キャリア支援・学生支援に携わる人)
参加定員:300名(先着順 *残席僅少)
セミナー内容:
(1) ChatGPT含む生成AIの最新情報
(2) 就職・キャリア支援における生成AI利用ガイドライン策定のポイント
(3) ChatGPTを活用した就職活動支援サービスのご紹介
(4) 質疑応答
講師:岡崎浩二(キャリアボット 代表取締役社長/東京都立産業技術大学院大学 特任准教授)