地方企業のAI化進展阻む要因はAIツール導入後のイメージを持っていない =リーピー調べ=

リーピーは25日、地方企業のAI化の進展を阻む主な要因として、企業側がAIツール導入後の具体的なイメージを持っていないことが課題であるとの結果を、取引先企業に対する生成AIツールの導入状況に関するアンケート調査で示唆した。

リーピーが実施したアンケート調査によると、生成AIツールを「すでに導入している」と回答した企業は16.1%にとどまり、そのうち有料版を使用しているのは2割程度だった。「導入を検討していない」、または「理解していない」企業が半数以上にのぼり、DX化に対する積極的な取り組みが少ないことが確認された。

導入していない企業の理由として最も多かったのは、「活用イメージが湧かず、どこから始めるべきか分からない」ことだった。次いで、「手が回っていない」「ノウハウがなく、難しいと感じる」などの理由が挙げられた。

導入が進んでいない理由はなんだとお考えですか?(複数回答可)と導入できていないと回答した企業に聞いたところ
・活用のイメージが湧かず、どこから着手すべきかわからない(57.1%)
・手が回っていないから(50%)
・ノウハウがなく、何となく難しそうと感じているから(21.4%)
・社内に詳しい人がいないから(7.1%)
・自分の業界に関しては、Chat GPTが使用できる状態ではない(7.1%)
という結果だった。

〈調査概要〉
調査期間:2023年7月28日(金)〜8月16日(水)
調査主体:リーピー
調査対象:取引先企業
有効回答数:31件
調査方法:インターネットによるアンケート

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