Lightblue、法人向けChatGPTサービス「Lightblue Assistant」が「Notion」連携機能の提供開始
東大発AIスタートアップLightblueは14日、SlackやTeamsを基盤としてChatGPTが利用可能な法人向けサービス「Lightblue Assistant」においてコラボレーションツール「Notion」との連携を開始したと発表した。
「Lighblue Assistant」はSlackやTeamsなどコミュニケーションツールとChatGPTと連携し企業の生産性向上に繋げることが可能な社員一人ひとりのアシスタントサービス。ChatGPTの強みである文書生成に加え、知りたい情報に簡易にアクセスできる検索の機能を持ち、必要な情報を迅速に得ることが可能となる。
「Notion」連携機能
今回のアップデートにより、コラボレーションツール「Notion」とのAPI連携に対応し、Lightblue Assisitantを通じた検索においてNotionに蓄積されたデータから回答を表示することが可能になる。
これまでChatGPTに連携する独自データとしてGoogleDriveやファイル連携に対応していたが、今回新たな連携可能サービスとしてNotionが追加されたことにより、社内のナレッジやマニュアル、議事録などを読み込み、より一層社内情報の活用の幅を広げられるようになる。
Lightblue Assistantの特長
(1)使い慣れたチャットツールでChatGPTが利用可能
ChatGPTを企業で導入・運用する際の課題の1つに「利用定着」が挙げられる。Lightblue Assisitantでは社内チャットツールであるSlackやTeams上で使用できる。日常業務と同じように、ブラウザを起動することなくChatGPTを活用できるため、社内の従業員への浸透を容易にする。
(2)社内データとの連携を通じて独自FAQシステムを構築
ChatGPTを用いると一般情報の回答は得られますが、企業固有の質問に対して回答することはできない。Lightblue Assisitantではファイル連携やストレージ連携を介して、独自のデータを活用することができる。これにより、企業独自のデータやノウハウを最大限に生かし、社内でのFAQ対応業務の効率化に繋げることが可能。
(3)API活用・オンプレミス環境によってセキュリティを担保
公式のChatGPTでは、入力データがOpenAIの学習に使用される懸念がある。Lightblue AssistantではAPIを介してOpenAIへの学習データの流出を防ぐ。さらに、同社独自のLLMモデルを使用することもでき、機密情報を完全に保護した社内環境での活用が実現できる。
(4)AIプロフェッショナルが利活用をサポート
独自データの連携だけでは、望ましい回答を得ることはできない。Lightblueのカスタマーサクセスチームは自然言語処理のエキスパートであり、社内データの調査、前処理、抽出、精度改善などを継続的にサポートし、正確な回答が得られる環境を実現する。
料金体系:980円/ユーザー(税抜)
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