相模原市、エレベータのない中層階住宅で階段昇降用ロボットの実証実験を実施

アクセスエンジニアリングは19日、エレベータのない団地で、階段の移動が不自由な人・妊娠をしている人や、重たい荷物持って移動できない人のために、エレベータ設置の替わりとして、ロボットを使って、介助者なしで移動ができるようになることを目指し、相模原市やさがみはら産業創造センターとともに、実証実験を行うと発表した。

エレベータの替わりに、各階の昇降移動ができる車椅子ロボットは、世界初だという。ロボットは、国際特許出願の車椅子型ロボットmovBot ACE-Stair。

今回の実証実験は、相模原市[サービスロボット実証実験支援事業]に基づき、相模原市、さがみはら産業創造センター、アクセスエンジニアリングの三者により実施される。

中層階住宅に住む人にとって、階段昇降ができなくなることは、足腰がさらに弱くなり、寝たきり予備軍となる。健康を維持するためにも屋外での散歩が必要。

現在わが国では、団塊の世代用に作られた中層階住宅にエレベータを設置していたが、巨額設置費のため、全国に4階建168千棟、5階建84千棟(平成20年国交省調)エレベータのない中層住宅が放置されたままだという。

ロボットは、設置費用がエレべータの10分1程度。

開発中のロボットは、専用カードを各階のカードリーダーにかざして、目的階のボタンを押すだけで、目的階に連れていく車椅子型ロボット。

1.カードを、カードリーダーにかざすと、ロボットがお迎えに来る。
2.ロボットに乗って、目的階ボタンを押すだけで、目的階に移動。
3.目的階で降車すると、ロボットは、ロボット基地に自動で戻る。

関連URL

アクセスエンジニアリング

関連記事

注目記事

  1. 2024-7-25

    ロボットバンク、【追従機能付き】自律走行搬送ロボットを発表

    ロボットバンクは24日、追従機能付きの自律走行搬送ロボットの販売開始を発表致した。 本製品は、…
  2. 2024-7-25

    DNP、全国の自治体が共同で利用可能な「メタバース役所」の提供を開始

    大日本印刷(DNP)は24日、生活者が自治体の各種サービスをインターネット上の仮想空間・メタバースで…
  3. 2024-7-19

    人機一体、直感的な操作システム搭載人型重機が JR西日本の鉄道設備メンテナンスに導入

    人機一体は17日、同社のロボット工学技術が搭載された初めての製品となる「多機能鉄道重機」が、7 月か…
  4. 2024-7-17

    順天堂大学、AIを用いた脳容積解析ソフトウェアを開発

    順天堂は16日、順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実 先任准教授、京極伸介 教授、代田浩之…
  5. 2024-7-12

    生成AIによるオススメフォントのアドバイスサービス「DynaGPT」リリース記念キャンペーン

    主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、生成AIによる…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る