製造業向けIoTパッケージシステムの開発・販売事業を展開するユニフェイスは10日、製造業でも活かせるAI利用を目指して、対話型AIを活用した問い合わせメール自動生成機能を製造現場向けシステム「IB-Mes」に追加した。
これまで様々な製造業向けの機能を開発してきた中で、利用企業から「部品発注に関する問い合わせの手続きが煩雑で時間が掛かる」と相談されたのがキッカケだった。
この問題をはじめとして、分析や提案など様々なシーンで話題のAIを利用できれば、製造業の可能性も大きく広がるのではないかと考えた。
しかし分析や提案ができるほどのデータをAIに渡してしまうと、データ上限に引っかかってしまい、AIとの対話など夢のまた夢…といった感じだった。
そこであえて機能を「お問い合わせメール文の生成」に的を絞ることにより、必要なデータを最小限にピックアップしてメール本文を生成することに成功した。
■製品について
「IB-Mes」は1ユーザー月額1万1000円(税込)から利用できる、製造現場向けのMESクラウドサービス。
今回追加した機能では、製造現場で発生する様々な問い合わせ手続きの煩雑さを軽減し、生産プロセスのスムーズな運用を実現することを目指している。