DNP、生成AIを活用して業務を最大80%削減する法令・専門用語チェック支援機能を提供開始

大日本印刷(DNP)は4日、AIを活用して販促物・広告物や製品パッケージの記載内容に関する審査(チェック)業務を省力化する「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」に、生成AIを活用して法令等に定められた制作物の表示に関するルールへの準拠や専門用語に関わる審査を支援する機能を追加し、先行して保険業界に向けて提供開始した。2024年12月中に銀行・化粧品・飲料・食品業界等の関連法令にも対応する予定。

今回の新機能の実装により、保険の募集文書やパンフレット制作時等に行う審査業務を最大80%削減するという。

【新機能の特長】
・「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」は、制作物の画像や文書を読み込み、画像文字認識AIが画像内にある文字情報を識別・抽出して審査データを生成し、各企業が登録したルールと照合して審査の支援を行っている。今回新たに生成AIを活用することで、法令に定められた制作物の表示に関するルールへの準拠や専門用語のチェックなど、より幅広い領域でのチェック支援に対応する。
・各法律に関わる専門家が監修して作成したガイドライン、企業ごとの基準、本サービスで蓄積した正誤データ等を組み合わせて生成AIに学習させることで、高い精度でチェック・審査業務を支援する。本サービスの実証実験では、複数企業から精度面で高い評価を得た。
・AI技術を活用した革新的なソリューションを提供する企業であるArchaicの技術協力を得て、法令や専門用語における審査業務のチェック支援の精度向上を実現した。

■新機能によるチェック支援について
1.生成AIによる法令観点での審査業務のチェック支援
あらかじめ各法律に関わる専門家が監修し学習した各種制作物の表示に関するルールに基づき、誤認の可能性がある表現を指摘して、代案の文章を提示する。法令を踏まえた各事業の独自ルールを設定することも可能。

2.生成AIによる専門用語・固有名詞のチェック支援
利用者独自の専門用語や固有名詞の誤表記に対して間違いを指摘する。従来は想定される誤表記のパターンを全て事前登録する必要があったが、生成AIの類推機能の活用によって、正しい言葉を学習させるだけで、多様なパターンの類似の誤表記を指摘できるようにした。

3.その他チェック機能
日本語・英語等の文法、ロゴマーク、文字サイズ、注意文言、料金表などのチェック支援にも対応している。

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