「人財」×「デジタル」事業で社会のDX化を支援するコクーは7月31日、全社員が生成AI活用の基礎スキルを習得するための教育体制を整備したと発表した。また、生成AI活用の最新情報のキャッチアップと情報共有・教育研修を目的とした「コクー生成AI探求ラボ」を発足した。
今後、企業活動において生成AIの活用が必須になることは明白であり、その過渡期において、同社はいち早く生成AIを活用できる人財の育成に着手。そのノウハウと知見を活かし、企業の生成AI活用支援に積極的に取り組んでいく。
コクーは、2023年3月からChatGPTを活用して企業の生産性を向上させる「AI女子」サービスの検証を開始した。
検証において生成AI活用における企業への実態調査アンケートを実施したところ、2023年7月時点では生成AIに対して多くの企業が機密情報漏洩等のセキュリティ面で懸念を抱いているという実態が浮かび上がった。
この結果を受け、生成AIの使用方法や活用法だけではなく、基礎知識や扱う上でのリスクと責任、必要なリテラシーを習得するための基礎研修が必須と考え、全社員に向けた社内教育体制を構築した。
一方で、検証の中で特にRPA領域においては未経験者の育成に非常に高い効果があり、ChatGPTを使うことでスキルをより短期間かつ負担を軽減して習得することが可能という結果を得た。
この成果を活かし、更なる生成AI活用の検証を行うため「コクー生成AI探求ラボ」を発足。生成AI活用の最新情報キャッチアップと社員への教育研修を引き続き行っていくという。