企業の収益拡大をサポートする中小企業診断士事務所ハッシュタグは22日、士業の人147名を対象に、生成系AI(ChatGPT等)の認知度や活用状況についてアンケート調査を行い、その結果を発表した。
士業の人の生成系AIに対する認知度は94.6%であったのに対し、使用したことがある割合はわずか8.2%に留まった。「知ってるけれども使用しない」「知ってて使いたいけどできていない」という意見が大半を占める結果になった。また、生成系AIを継続使用している士業の人は、全体の4.1%となっている。
「士業の仕事で生成系AIを活用しない理由」(n=127)の回答では、「信頼できない」「知識不足」といった回答があった。次点で「AIに対するネガ」「必要性を感じない」「勤め先で禁止されている」と続き、さまざまな理由から活用に踏み切れていない現状が示された。
「生成系AIはクライアントに価値を提供できているか」(n=12)という問いに対しては、83%が「価値があった」と回答した。さらに全体の半数が「自身の作業効率の向上により、本質的なクライアントの課題に対応する時間がとれる」と回答し、用途として事業計画書・会計書の作成、過去事例の収集と整理などが挙げられた。
[調査概要]
調査名:士業の生成系AI利用状況に関するアンケート調査
調査期間:2023年7月14日~7月21日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
対象者条件:士業(弁護士、弁理士、司法書士、行政書士、税理士、公認会計士、中小企業診断士)の方
有効回答数:147名
調査機関:ハッシュタグ調べ