NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は21日、2019年5月から国内独占販売を行っている米Wave2Wave Solution Corporation(米国カリフォルニア州)社製の光配線切替ロボット「ROME」(Robotic Optical Management Engine)シリーズのラインアップを拡充し、中小規模ネットワーク環境向け小型版装置「ROME mini」の販売を開始したと発表した。
NTT-ATは、Wave2Waveおよび輸入商社の伯東との3社間で締結した日本国内独占販売契約に基づき、ROMEシリーズを販売しているが、withコロナ時代において、リモートワークの重要性が高まる中、BCP(Business Continuity Plan)対策の切り札として「ROME mini」を市場投入し、リモートオペレーションの実現を支援する。
「ROME mini」は、中小規模ネットワーク環境向けに、小型化、コンパクト化、軽量化、低価格化を実現した製品であり、96芯×96芯のクロスコネクト容量を有している。配線接続を行う本体部、光の入出力を行うパッチパネル部、および制御機能部(LCU: Logical Control Unit)を一体化したコンパクトな構造で、ROMEシリーズ主力製品である「ROME500」に対して約1/3のサイズであり、より効率的なスペース活用が可能となる。「ROME mini」を活用することにより、ネットワーク規模に応じたROMEシリーズ製品の使い分けが可能になり、より多様なシーンでのオペレーション効率化を実現する。