アトラックラボは25日、ランニングエレクトロニクスと共同で、ロボット用2チャンネルモーターコントローラーを開発したと発表した。
AT-ESC30は、AT-DRIVEファミリーのブラシモーター用2chモーターコントローラーで、連続運転で信頼性を必要とするアプリケーションに適しているという。
40Vの高耐圧で、様々なモーター、バッテリーに対応。アトラックラボの小型ローバーATLER2では、24V用ギアダウンモーター(ツカサ電工製)を、18Vのマキタバッテリーで駆動するのに使用している。
2系統のモーター制御回路が内蔵されており、2WD/4WDのスキッドモード(左右のモーター回転数を変えて方向と速度を制御する)車両に適している。ステアリング、スロットル入力をスキッドモードにミキシングするソフトウエアを装備しており、ラジオコントロールによる手動操作も自然で、ステアリングのみ操作した場合、超信地旋回となりその場で方向を変えることができるミキシング制御も組み込まれている。
コントロールソフトウエアは自由にカスタマイズ可能で、ギアダウンモーターやリニアアクチュエーターを使ったロボットモーターの駆動回路として活用できる。
経年変化に強い部品を選定し、基板実装、品質試験も、日本国内で行っており、産業用途に適した信頼性の高い装置だという。ケースはアルミ削り出しのヒートシンク構造で、ドライバーICの放熱を行う。防水ケースの外側にマウント出来るようにしてあり、ファンレスで屋外の使用に耐える物となっているという。