MJS 、AIを活用した仕訳・残高チェックシステム『MJS AI 監査支援』の提供開始

財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)は26日、中堅・中小企業向けERPシステム『MJSLINK NX-Plus 財務大将(エムジェイエスリンク エヌエックス プラス)』、中堅企業向けERPシステム『Galileopt NX-Plus 財務大将(ガリレオプト エヌエックス プラス)』と連携し、AIを活用した仕訳・残高チェックシステム『MJS AI 監査支援』の提供を開始すると発表した。

『MJS AI監査支援』は日次、月次、年次の財務会計処理の業務において、担当者が入力または自動作成した仕訳の処理ミスや処理漏れなどを自動でチェックするシステム。2019年11月に会計事務所向けERPシステム『ACELINK NX-Pro 会計大将(エースリンク エヌエックスプロ)』、続けて2020年7月には中小・小規模企業向け財務パッケージ『ACELINK NX-CE会計(エースリンク エヌエックス シーイー)』との連携を開始。

今回、新たに『MJSLINK NX-Plus 財務大将』『Galileopt NX-Plus 財務大将』と連携したことで、より幅広い層の顧客の利用が可能になったという。

MJSは、これまでに各種ERPシステムおよびクラウドサービスと、金融機関やクレジットカードなどの取引情報データを連携し自動で取り込む機能のほか、領収書のOCR読み取り機能による自動仕訳作成など、会計データの「入力業務の自動化」を支援するサービスを提供してきた。テレワークや業務の簡素化・自動化が進む中、『MJS AI監査支援』を組み合わせることにより、入力だけでなく入力内容のチェックまで自動化が可能となった。

『MJS AI監査支援』によるチェック結果は、確認が必要と思われる科目や金額が一目で分かるようレポートとして表示。チェックするポイントは、前年同月などと比較しての著しい金額の増減、マイナス残高、仕訳の重複など。また、チェックルールは、①税法などを踏まえたうえで、誤りが発生しやすいポイントを考慮しあらかじめ設定された「システム標準ルール」、②ユーザーが設定する「オリジナルルール」の2つを任意に組み合わせてチェックすることが可能。

さらにAI機能により、学習データとチェック対象の仕訳データを比較し、確認が必要と思われる仕訳に対して修正提案を行う。これにより、仕訳の科目や金額に誤りや異常値がないか、会計基準・税法に沿った正しい処理がされているか等チェックするのにかかっていた時間の短縮や業務の効率化、さらには月次・年次決算の早期化にもつながり、働き方改革の推進や人手不足といった課題解決を支援する。また、決められたチェックポイントおよびチェックルールに基づき監査が行われるため、チェックレベルが標準化され、経理知識のばらつきや担当者変更時における引き継ぎ漏れなどのリスクが軽減されるとともに、正確性が向上するという。

関連URL

中堅・中小企業向けERPシステム『MJSLINK NX-Plus 財務大将』
中堅企業向けERPシステム『Galileopt NX-Plus 財務大将』
「MJS AI監査支援」
ミロク情報サービス(MJS)

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