ユニバーサルロボット、キヤノンの3DマシンビジョンシステムをUR+製品として認証
- 2021/4/21
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- 3Dマシンビジョンシステム, カメラ, 協働ロボット
ユニバーサルロボットは21日、キヤノンが開発した3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」をユニバーサルロボット製協働ロボット(URロボット)とプラグ&プレイで使える「Universal Robots+(UR+)製品として認証したと発表した。
キヤノンの3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」は、高速かつ高精度に部品の位置と姿勢を3次元認識する製品。URロボットとの連携に際し、直感的なユーザーインターフェースを備えたRVシリーズ用のURCap 「RV Series URCap」を使用することで、ピッキング動作のプログラム作成が簡素化され、URロボットとRVシリーズの座標を合わせるキャリブレーション用プログラムの作成も不要となる。
RVシリーズは数種類のパターン光を投影し、距離画像と濃淡画像を同時に取得する。事前登録しておいた部品の3D CADモデルをフィッティングすることで、曲面のある部品や形状に特長の少ない部品、あるいは複雑な構造をした部品などさまざまな形状の部品を高精度に3次元認識する。
ファンレスで、粉塵やオイルミストに強くIP54相当の構造となっていることや、消耗部品がなくメンテナンスフリーであること、小型・軽量なためスライダーに載せて使用できることなどから、2014年の発売開始以来、過酷な生産現場での使用にも耐える製品として市場での実績を重ねているという。