ATOM Camの「AI人数カウントサービス」機能をディライトのAI電話応答システムに提供

IoT製品を開発・製造販売するアトムテックは、音声対話型AI電話(AI電話)を展開するディライトと提携し、同社のAI電話サービス「ディライト アシスタント」に追加する、“混雑状況を自動応答する新サービス”のエンジンとして、ATOM Cam(アトムカム)の「AI人数カウントサービス」の提供を22日から開始した。

ATOM Camの「AI人数カウントサービス」は、店舗や施設などに設置したATOM Cam(最新主力機種はATOM Cam 2)で撮影された映像からAI分析サーバーに5分毎に画像を送信し、その画像から「人」を抽出。カウントした人数を専用アプリに戻すことにより、店内や施設内の空間が『密』の状態かどうかを、スマホの管理画面やタブレットなどに表示することのできるサービス。カウントした人数を表示するほか、「店内がやや混雑しています」「どうぞお入りください」など表示させることができる。

ディライトの「ディライト アシスタント」は、システムを導入した電話番号に電話が着信すると、スタッフが対応することなく、AIが通話の音声を聞き取り解釈して、FAQで回答できるパターンであれば、そのままAIが回答するクラウドサービス。AIで回答できない質問の場合は、担当者やコールセンターに転送し、一次受け窓口として機能する。入電の人的対応を最小限に抑え、効率的な電話運用体制を可能にする、音声対話によるAI自動電話応答システム。

ディライトが開始した新サービスは、ATOM Camが5分毎にAI自動計測した人数のデータがディライト アシスタントに連携されて、利用者からの電話での問合せに対して、最新の混雑状況をAI自動音声で伝える。ATOM CamのAI人数カウントサービス側で「店名」「混雑メッセージ」の設定を変えれば、これもディライト アシスタントの応答メッセージに動的に反映される。

Withコロナで今後も、店舗、フィットネスクラブ、シェアオフィス、病院、公共施設などにおいて、混雑回避の課題は長期に継続する。利用客が「行ったけれど混雑して入れなかった」といったことにならないよう、目的の場所に向かう前に混雑状況の把握ができる仕組みは重要。スマホのアプリ画面にアクセスして知ることができるATOM CamのAI人数カウントサービスに、ディライト アシスタントのAI電話が加わることは、電話での気軽な照会を望む人々に利便と安心をもたらすという。

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「ディライト アシスタント」
ディライト
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