NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は11日、「Smart Data Platform」(SDPF)のメニューとして、データ分析を行うAIモデルがノンコーディングで直観的に作成可能な「Node-AI(ノードエーアイ)」を提供開始した。本メニューの提供により、AIの導入をこれまで以上に容易にすることで、製造業を中心としたさまざまな分野における課題解決に貢献するという。
昨今、製造業におけるプラント運転やサービス業におけるコールセンター運営など、幅広い分野でAIの活用ニーズが高まっている。しかし、AIの活用に必要となるAIモデルの作成には高度なプログラミングや専門的な知見が必要となり、導入の障壁となってきた。本メニューにより、あらゆる企業が簡単かつ効率的にAIモデルを作成し、データ分析により業務上の課題を解決することを支援する。
「Node-AI(ノードエーアイ)」の特長
(1)ノンコーディングでAIモデルの作成が可能
本メニューの利用者は、データ分析を行う際にAIモデルが実行するデータの分割や正規化など処理ごとにコンポーネント化された「カード」をドラッグアンドドロップし、処理をする順番に繋ぎ合わせるだけで、直感的にAIモデルの作成が可能であり、従来、不可欠とされてきた高度なプログラミング知識は不要。
(2)関係者間のコミュニケーションを容易にすることでプロジェクト全体の効率化を実現
本メニューは、コメントの書き込みなどが行えるコラボレーション機能を有している。これまでの主な手段であった対面ミーティングに限らないコミュニケーションが可能であるため、現場担当者のフィードバックをもらうことや、関係者間で意見交換することが容易になり、プロジェクト全体の効率化を実現する。
(3)AIモデルの動作に必要となるプログラムの準備が不要
作成したAIモデルを動作させるために必要なライブラリを予め用意している。そのため利用者がライブラリに相当する複数のプログラムを準備する必要がなく、手間なく動作させることが可能。
(4)作成したAIモデルの信頼性を検証可能
本メニューではNTT Comの特許技術である「アトリビューションマップ作成技術」を活用し、AIモデルが出した分析結果の根拠の可視化を実現している。そのため現場担当者の知見と根拠を比較することにより、AIモデルの信頼性を検証することができる。
(5)オプション利用により、技術的な知識や経験に関わらず安心して本メニューが利用可能
本メニューの利用をサポートするオプションがご利用できる。技術的な知識や経験に関わらず安心して本メニューを利用することが可能。
・ハンズオン&技術サポート
ハンズオン形式による本メニューの使い方レクチャーおよび技術サポートを行うオプション
・運用サポートオプション
本メニューに対して24時間365日で利用者からの問い合わせ対応などを行うオプション