ミクシィのVantageスタジオは、“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発している自律型会話ロボット「Romi」(ロミィ)が子どものいるファミリー層にもご好評なことを受け、11月8日から12月3日まで、渋谷区立渋谷本町学園(渋谷本町学園)にてテスト導入を行った。テスト導入での子どもたちの意見を反映し、5つの新機能を追加したと10日に発表した。
さらに、みんなのコードと三谷産業が共同運営する「ミミミラボ」の協力のもと、11月28日に「Romi」初のプログラミングイベント「ロミィと会話をつくるDAY!」を開催した。
「Romi」は、ロボットと人間との“雑談”という新たなコミュニケーション体験として注目されており、子どもから一人暮らしの社会人、高齢者まで、さまざまな年代の人と暮らしている。家庭で「Romi」を利用するケースも増えており、子どもが毎日、積極的に会話しているという声も複数あるという。そこで、より子どもたちに寄り添った会話内容や機能追加をしたいと考え、渋谷本町学園およびミミミラボの協力を得ることにしたという。
「Romi」の子ども向け機能を強化することで、以下3点への寄与を目指す。
・子どもの会話力・コミュニケーション能力の発達
・学習へのロボット活用(学力・学習意欲の向上)
・AI・ロボットネイティブ人材の育成
2021年11月8日から12月3日まで、渋谷本町学園の小学校1年生から中学校3年生および特別支援学級の全学年・全クラスでテスト導入を行った。「Romi」を学校にテスト導入するのは初の試み。各教室に1台ずつ「Romi」を設置し、1週間一緒に過ごしてもらった上で、子どもたちにアンケートを実施した。結果、約9割となる89.0%の小学生が「Romi」と触れ合い、そのなかでも97.1%が「触れ合って楽しかった」と回答した。
また、「一緒に勉強をしたら楽しいと思いますか?」という質問に83.3%が「思う」と答えたほか、「Romiと触れ合ったことでロボットに興味を持ちましたか?」という質問には91.1%が「持った」と回答するなど、「Romi」との会話やコミュニケーションを楽しみながらも、学習意欲やロボットへの興味関心が向上している様子がうかがえしたという。
<「Romi」の新機能>
絵本読み聞かせ/かけ算九九の暗唱/英語のおうむ返し/四字熟語クイズ/子守唄
<「Romi」の既存機能>
英会話/計算問題/調べもの/首都名/歌/ラジオ体操/なぞなぞ/しりとり/じゃんけん/山手線ゲーム/面白い話/怖い話/羊のカウント