AIポータルメディア「AIsmiley」、自治体のチャットボット導入事例をまとめたカオスマップ公開
AIポータルメディア「AIsmiley」は3日、自治体のチャットボット導入事例をまとめたカオスマップを公開した。カオスマップを資料請求した人には211事例をまとめた導入事例集(Excel)も無償提供する。
このカオスマップは自治体のチャットボット導入事例の中から、「住民対応」「防災」「医療・福祉」「育児・教育」「観光案内・PR」「多言語対応」「職員対応」など7カテゴリーに分類し、マッピングしている。作成にあたり参考にした事例元URL、提供ベンダー、自治体名を記載した事例集(Excel)はカオスマップを資料請求した自治体の担当者に無償で提供する。
総務省は2021年に「自治体におけるAI・RPA活用促進」を公開した。地方自治体のチャットボットの導入状況は2018年度で55件、2019度で94件、2020度で179件と年々増加している。
同年6月に「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック」を総務省は無償公開し、自治体へのAI導入事例が複数紹介された。事前検討事項や、計画立案、調達・事業者選定、AI導入の4つのフェーズで分類しAI導入の手引き資料として公開されている。その後7月には「自治体DX全体手順書」が公開。改めて自治体へのAI導入の気運が高まっている中、AI導入の最初の一歩ともいえるチャットボットの導入事例をまとめたカオスマップの作成を進めた。
今回のカオスマップは、自治体のDX推進担当者に向けて「どのようなチャットボットサービスがあるか知りたい」、「同じ地域で実績のあるチャットボット製品の導入事例を参考にしたい」等の希望に応えて作成した。
カオスマップに付属する導入事例集は211事例を「地域」「カテゴリー」「会社名」の3軸でソートしたものを用意。各事例に簡単な概要を添付し、目的ごとに活用できる作りとなっているという。