日本ディープラーニング協会(JDLA)は16日、G検定の合格者約1400名を対象に〈G検定の取得メリットや、取得へ向けて学習した感想など〉を聞くアンケート調査を実施した結果を発表した。
はじめに、G検定をどんな人に勧めたいかを質問したところ、「すべての人に」と答えた人が39.9%と最多グループ。その他は「IT/ネット関連業界で働く人に」と答えた人が21.5%、「今後ディープラーニング/AIに携わる可能性の高い人に」と答えた人が32.8%だった。以上を合計すると、誰かに勧めたいと思う人が94.2%となった。
「勧めるとしたら、どんな言葉で勧めますか?」と続けての質問に対しては、「2000年以前にインターネットに詳しい人と同じかそれ以上の価値がある」「AIに対する妙な憶測や恐怖心は正体を理解していないから。理解すれば一つの道具として向き合えるようになる。クラウドに懐疑的だった人たちも今はクラウドスタンダード。AIスタンダードな流れが来る前に理解を深めることが自分自身を守る最良の選択肢になり得るから。」「エンジニアはもちろんだが、そもそもビジネス職(営業やマーケティング職など)もいわゆるAIと呼ばれるものを理解しておかなければ、自社製品がAIを活用してからでは遅れをとる。」などの答があった。
一方で、自身がG検定を取得した目的については「ディープラーニング(またはAI)の知識を身につけるため(91.9%)」「世の中のAI活用のトレンドに乗り遅れないため(58.5%)」という回答が多い結果となった。
【調査概要】
調査方法:G検定の合格者を対象としたアンケート調査
調査期間:2020年 6月 1日(月) 〜 6月 7日(日)
調査対象:G検定の合格者1402名