ロボット上のアプリケーション開発を手がける石川県のIT企業BASICS(ベーシックス)は、4月24日~28日の5日間、屋外用自律掃除ロボット「VIGGO(ヴィ-ゴ)」の実証実験を、石川県加賀市の加賀中央公園にて実施する。
期間中は一般公開で実証実験を実施。地元の人々やメディアも見学できる。
本格的な自動運転技術を搭載した屋外用掃除ロボットVIGGOは、日本国内で総代理店を務めるテクトレにより2021年1月に発売された。屋外用の自律走行型ロボットは適用難易度が高いのが現状。さらに掃除ロボットとなると、国内においても適用例は少なく希少だという。
VIGGOは、遠隔監視のみで走行できるレベル4の自動運転技術を搭載し、特定走行エリアで道路上の落ち葉や枝、砂利などを完全に自動で収集できる。
検証では1日8時間でVIGGO1台が人間約6人分の面積を清掃でき、掃除効果も人間より高い結果が出ている。道路工事による行先の封鎖や、マンホ-ルの蓋が開いた状態など、さまざまな路上の状況に対応し、人間や障害物を回避することもできる。
ロボットの居場所、状況は常時把握でき、屋外でもロボットの位置誤差を5センチ以内にキープできる性能を備えている。
小雨、小雪の天気でも自動掃除が可能で、夜間でも照度50ルクス程度の街灯があれば走行が可能。VIGGOの走行は、清掃効率を向上させ、人件費削減を期待できる。