クラウドローン、ChatGPTを活用したFlora AIで不妊治療費用に低金利銀行ローンの提案開始
個人向け融資プラットフォームでEmbedded Finance を提供するクラウドローンは20日、 月経・妊活アプリ「flora app」を開発・運営するFloraと不妊治療を検討する際に障壁となる資金不足解消のために、ファイナンスをする機能の提供を開始すると発表した。
高額な費用のかかる不妊治療が2022年4月から保険適用となり、不妊治療の費用負担に悩む人にとって大きな解決策となっている。しかし年齢や回数の条件があるため、引き続き費用負担に悩んでいる層が存在していることは事実。不妊治療は年齢や回数など条件をクリアすれば必ず妊娠するものではなく、人によりかかる年数や回数が大きく異なり、そのことが身近な友人や同僚に対しても悩みを相談しにくい要因となっており、孤独感を感じる人も多いという。
不妊治療での周りに相談できない孤独感に寄り添うflora appの想いと、「すべての人に経済的に物事を選択する自由を、融資について情報格差のないインフラで実現する」を掲げる同社のミッションに共通点を感じ、不妊治療に悩む人々への解決策としてサービスを提供する一環として、事業提携を行った。
一般的に銀行による個人向け融資(銀行ローン)の認知度は低く、そのため資金不足の際の選択肢として上がりにくい現状にある。今回の提携により、不妊治療に悩む消費者へ新たな選択肢を提案することで、自己資金が不足しているが保険適用外の治療を実施したいと考える人の不安を和らげるきっかけになるのではと推測しているとしている。
Floraが運営するアプリに搭載するChatGPTをFemTechに活用した機能「Flora AI」では、ユーザーは何でも自由に相談することができる。不妊治療の費用に関する相談の場合、クラウドローンのサービスや不妊治療専用ローンについての情報提供がおこなわれることになるため、必要なときに最適なソリューションを提供することが可能になるという。