調和技研、AIエンジン「furas」がAI自動献立システム「ユニクルAIオートメニュー」に採用

調和技研は22日、フレアサービスが開発・提供するAI自動献立システム「ユニクルAIオートメニュー」に、同社開発の数値系AIエンジン「furas」が採用されたことを発表した。「furas」が組み込まれた「ユニクルAIオートメニュー」を、2月21日にリリースした。

ユニクルAIオートメニューは各種条件を使用し、まずは主菜、副菜といった料理データを組み合わせ1食の献立の集合を作成する。その上で、作成した1食の献立集合を更に組み合わせることにより1カ月の献立を作成している。

1カ月の献立作成では組合せ最適化の技術である貪欲法により初期解を作成し、独自の近傍探索手法により出来るだけ条件を満たす献立を作成している。最初に1食の献立集合を作成することで、人の感覚として組み合わせの悪い献立の精査や、人の手で作成した行事食などを新たに追加設定することが可能。

これまで献立作成は栄養士により暗黙知を含んだ専門知識を用いて行われていたが、限りある人数で特殊な条件の利用者へ対応する必要があるため、需要に応えられない、最低限の条件を満たすのに精一杯で顧客満足向上に手が回らないといった問題があった。

献立作成のうち、システム化できる部分にユニクルAIオートメニューを使用することで栄養士の作業負荷の軽減を実現。より顧客満足度の高い料理の開発や、条件の難しい利用者への個別対応といった人手でしかできないところで人材を活躍させることができるようになるという。

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調和技研

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