USEN-NEXT GROUPのTACTは11日、音声認識による自動音声応答サービス『AIコンシェルジュ』を活用し、企業や組織、団体などの代表電話への問い合わせを自動的に受け付けた後、その内容を文字にして社員へ連携するサービスを提供開始した。
『AIコンシェルジュ』による代表電話受付サービスは、ユーザーが電話をかけると、名前や会社名、電話番号、問い合わせ内容をリアルタイムで音声認識し、自動的にテキストデータとして受け付ける。受け付けた結果は、EメールやSMS、チャットツールへ自動的に連携され、社員はオフィスの外でもその内容を見ながら、折り返し連絡することができる。また、早朝や深夜、休日を含む「24時間365日」の受付対応が可能になる。
同社では、2016年から音声認識やAIを活用した電話の自動応答サービス『AIコンシェルジュ』を提供している。24時間365日、オペレーターの配置が必要なく自動で対応できる。ユーザーの利便性が向上し、導入企業にとってもコスト削減が可能な小売業における注文受付や、引っ越しに伴うガスの開始停止受付などで幅広く利用されている。
これまでも「働き方改革」をテーマにテレワーク、在宅ワークが推進されてきましたが、昨今の新型コロナウイルス感染防止対策のため、更にその動きは加速している。その中で、『代表電話が受けられない』『営業機会を損失してしまう』といった課題が出てきている。そこで『AIコンシェルジュ』では、代表電話の受付に特化したより安価に導入しやすいプランを新たに投入し、これらの課題の解決を目指すこととした。
なお、同社でも5月11日から本社、福岡支店の代表電話番号について、『AIコンシェルジュ』による自動受付を行っているという。