東大発AIベンチャーが工場敷地内における自動搬送トラックの開発を開始

TRUST SMITHは15日、自動運転トラックを活用した工場敷地内における自動搬送ソリューションの開発を開始したと発表した。

同社のもつ障害物回避型ロボットアームや、自律走行型AGV、自律走行型フォークリフトのアルゴリズム、画像処理の技術を活用した工場機械の異常検知AI等の技術を併用しながら、完全自動化のスマートファクトリーの実現を目指すという。

製造業でのスマートファクトリー化への取り組みが加速している。スマートファクトリーとは、工場内のあらゆる機器や設備、工場内で行う人の作業などのデータを、IoT(モノのインターネット)などを活用して取得・収集し、このデータを分析・活用することで新たな付加価値を生み出せるようにする工場のこと。

日本でスマートファクトリー化が加速する理由として大きいのが「人手不足」への対応がある。経済産業省が毎年発行している「ものづくり白書」の2018年版によると、人材確保について「大きな課題となっており、ビジネスにも影響が出ている」という回答者の比率は前年の22.8%から32.1%と大きく増加した。

こうした背景から、「自動機やロボットの導入による自動化・省人化」や「IT・IoT・ビッグデータ・AIなどの活用による生産工程の合理化」などをはじめとした「スマートファクトリー化」が本格的に加速し始めたという。

同社はこれまで、工場の自動化に関する様々なソリューションの開発を続けてきた。これまでの知見を生かし、製造業や運送業のパートナー様と共に、実用化に向けた実証実験を進めていく方針だという。

開発においては、名古屋大学等で開発された自動運転システム用オープンソースソフトウェア「Autoware」を活用する予定。レーザレーダ、カメラ、GNSSなどの環境センサーを利用して、自車位置や周囲物体を認識しながら、倉庫内での自律走行が可能となるという。

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