古河電工グループの商社である古河産業と「地域に革新と笑顔を」をテーマに研究開発を展開するフォルテは3日、コロナ禍における人の体表温度測定を行い発熱の可能性がある人のスクリーニングを行う機器「AI顔認識・非接触体表面温度検知システムWatchOver」を販売開始すると発表した。
本製品は、音声で正常・異常を1秒以内の高速で知らせる。発熱の可能性のある人を発見し、来訪者や社員の発熱状態の可能性を入口・受付で検知し、スクリーニングをすることが可能。正常の体表面温度の場合は緑色、異常な体表面温度の場合は赤色で視覚的に知らせる。
また、音声で計測結果の状態を知らせ、マスクを着用していない場合はマスクの着用を促す。
測定距離はおよそ0.8メートルでタブレットの前に立つと素早く検温を行う。また、測定誤差は±0.3℃で、高速にかつ高精度な検温が可能。タブレット型端末には顔認証データや訪問者記録など最大5万件の登録が可能。一般的な非接触体温計では検温を行うために、係員人が必要になるが、WatchOverは特別な設置工事も必要なく、置いて電源を入れるだけですぐに使うことができる。また、ハンディ型タイプと異なり、ソーシャルディスタンスを保つことができ、人件費のコストを抑えることも可能だという。
撮影画角内の1m~5mの範囲内で20人程度、同時に体表面温度を確認できので、学校や百貨店など数多くの人数の往来がある場所でも、漏れなく測定が可能。また、動いている人・通路を移動している人もAI機能により瞬時に人の顔を認識し体表面温度を測定する。