凸版印刷、AI画像解析を使用したガードレール支柱腐食点検システムを開発

凸版印刷、イクシス、ケー・エフ・シーは28日、ディープラーニングによるAI画像解析技術を活用し、ガードレール支柱の腐食部分を検出する「ガードレール支柱腐食点検システム」を開発したと発表した。

本システムは、高速(80km~100km/時)で走行する車両から撮影したガードレールの支柱の動画をAIで解析し、全支柱への個体番号の採番および腐食の有無を自動検出することで、補修が必要なガードレールの腐食箇所を簡易的かつ迅速に自動判定できる。交通規制を行わずに補修個所を特定することが可能で、点検作業の負荷を低減させるという。

3社の役割は、凸版印刷が本システムの拡販と 一般道路・鉄道・公共建物などの点検システムへの用途展開・販売。イクシスが、ガードレールや他の産業インフラ・社会インフラへのAI画像解析技術の提供・販売。ケー・エフ・シーが本システムの販売とそれに連動したガードレール支柱の補修材(GPR工法)の提供を担当する。

道路の安全性維持管理において、舗装路や道路付帯設備は交通規制をかけて詳細点検および補修を行っている。技術者の目視による点検は作業時間がかかり、交通規制を行う作業員が必要で、コスト面での大きな課題があった。

今回凸版印刷、イクシス、ケー・エフ・シーの3社は、AI画像解析技術を用いて、パトロールカーに搭載したカメラでガードレールの支柱を動画で撮影し、腐食部分を点検することができる「ガードレール支柱腐食点検システム」を共同開発した。

本システムの導入により、交通規制や作業員による実点検をすることなく、効率的かつ定量的に腐食部位の特定および判定が可能になる。また、多くの人員を集める必要がなく人手を最低限に留めることができるため、新型コロナウイルスの感染対策としても有益だという。

今後、3社では本システムおよび技術のさらなる向上に取り組み、高速道路から道路全般、鉄道、構造物などへ用途拡大を図り、本システムを社会インフラおよび産業インフラ全般に広げていく。また、点検結果のデータ管理・修繕管理から予測傾向管理を可能とする技術についても開発を進め、インフラ老朽化、熟練技術者不足などの社会問題の解消に取り組んでいくという。

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