Rapyuta Robotics、AMRの新機能を日通倉庫向けに提供開始

ロボティクスプラットフォームを提供する、Rapyuta Roboticsは27日、物流倉庫向け協働型ピッキングアシスタントロボット(AMR)に新機能を実装し、日本通運が運営する倉庫で提供開始したと発表した。

同社が提供するAMRは、ピッキング業務の中でも荷物の「運搬」部分を自動化し、作業者が荷物を棚からとる作業に集中してもらうことで効率化をはかるもの。通常は作業員一人あたり2~3台程度のAMRが現場に配備されるが、これらは特定の作業者と紐付いて動くわけではない為、いかに作業者が協働すべきロボットを効率的に見つけるかが作業効率を高める上で重要になる。これまで、同社のAMRは、ウェアラブル端末上でどこにAMRがいるかを表示させる方式、作業員が特定の区画を担当し、そこに来たAMRに対応する方式の2つを提供してきたが、AMRを探し、且つどれから対処すべきかを考えて行動する必要があり、負担となっていたという。

今回、同社は、ピッキング作業後、作業員がどこに向かえば次のAMRを見つけることができるかを画面表示する機能を実装した。これにより、同社独自の協調制御AIにより最短時間や最短歩行距離でピッキング作業を終了させられるよう最適化計算された解を、リアルタイムに活用できるようになったという。

関連URL

新機能の詳細
Rapyuta Robotics

関連記事

注目記事

  1. 2024-7-25

    ロボットバンク、【追従機能付き】自律走行搬送ロボットを発表

    ロボットバンクは24日、追従機能付きの自律走行搬送ロボットの販売開始を発表致した。 本製品は、…
  2. 2024-7-25

    DNP、全国の自治体が共同で利用可能な「メタバース役所」の提供を開始

    大日本印刷(DNP)は24日、生活者が自治体の各種サービスをインターネット上の仮想空間・メタバースで…
  3. 2024-7-19

    人機一体、直感的な操作システム搭載人型重機が JR西日本の鉄道設備メンテナンスに導入

    人機一体は17日、同社のロボット工学技術が搭載された初めての製品となる「多機能鉄道重機」が、7 月か…
  4. 2024-7-17

    順天堂大学、AIを用いた脳容積解析ソフトウェアを開発

    順天堂は16日、順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実 先任准教授、京極伸介 教授、代田浩之…
  5. 2024-7-12

    生成AIによるオススメフォントのアドバイスサービス「DynaGPT」リリース記念キャンペーン

    主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、生成AIによる…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る