不動産テックに特化した業界垂直統合SaaS「いえらぶCLOUD」を提供するいえらぶGROUPは17日、RPAが自動で物確・更新作業を行う「らくらくぶっかくロボ」の対応サイト数が50サイトを突破したと発表した。
「らくらくぶっかくロボ」は、RPAが自動で業者サイトを閲覧して物件情報を確認し、自社システムに登録されている情報を更新するサービス。PRAに代行してもらうことで、物確にかかっていた月間33時間もの作業工数を削減できるという。物件情報の正確性・リアルタイム性が担保され、結果としておとり物件のリスクを下げることができる。2020年5月にリリースされ、対応サイト数が50サイトを突破した。
不動産会社は物件の広告掲載や紹介にあたって、物件の最新状況を管理元に確認する「物確」を行う。しかし、物件ごとに管理元が異なるため、複数の業者サイトの閲覧や電話・FAXで都度確認する必要があり、多大な労力と時間がかかることが課題だった。
さらに、人力による「物確」では、更新漏れや入力ミスが起き、正確な最新情報を提供できないケースがあった。そうして意図せず発生する「おとり物件」は、住まい探しをするユーザーを混乱させるとともに、不動産会社にとっても解決したい課題だった。