JSAE、第2回自動運転AIチャレンジ決勝の競技詳細を決定

自動車技術会(JSAE)は、9月23日~11月6日に開催する「第2回自動運転AIチャレンジ決勝」の競技詳細を決定した。

当初、決勝は6月開催予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンラインで日程を変更して開催となった影響で、経済産業省主催 第2回AIエッジコンテストからの招待チーム、本会主催オンラインシミュレーション予選(5月に終了)通過チームが参加予定。

決勝エントリーは、9月25日17時で一旦受付終了とする。参加確定チームは、随時公式サイトで公開する。

競技詳細

環境
・自動運転ソフトウェア:Autoware (v1.13.0またはv1.14.0を推奨)
・オープンソースシミュレータ:LGSVL
ルール
・Autowareで利用可能なオープンソースシミュレータ(LGSVL)を使用しソースコードを作成。
・スタート地点からゴール地点までの時間を競うタイムアタック競技。
・ローカルシミュレーション環境で検証後、オンラインシミュレーション環境にソースコードをアップロード。
・オンライン上でシミュレーションが実施されて運営側でタイムを記録。
・最後にアップロードされたソースコードのシミュレーション結果のタイムに基づいて順位を決定。
※オンラインでのシミュレーション回数は各チーム1日3回までに限定。期間中はリトライ可能。
シナリオ
・あらかじめ定められたルート上のチェックポイントを通過して走行。逆走やショートカットは不可。
・車両速度は最大30km/hに設定。30km/hを超えた場合は失格。
・制限時間は5分。5分を超えた場合は失格。
・地図上に存在する建物など以外に、歩行者と他車両が障害物として出てくる設定。
・障害物に衝突した場合には失格。
・障害物を回避するために、一時停止をすることも、(停止せずに)走行しながら回避することも可能。ローカルシミュレーション環境とオンラインシミュレーション環境では、歩行者と他車両が出てくるタイミング形状、場所、移動スピードなどの設定が異なる。

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