ネクストイノベーションが運営する、オンライン診察プラットフォームアプリ「smaluna(スマルナ)」は28日、来たるデジタルヘルス時代に備え、ユーザーに安心・安全を担保する事が必要不可欠の為、個人および医師他のなりすましや虚偽の申告による利用を防止する観点から、新機能としてAIを活用した本人確認システムを実装すると発表した。
新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言下の外出自粛の影響を受け、スマルナでのオンライン診察によるピルの処方数や相談数の増加がみられており、新型コロナウイルス感染症拡大が受療行動に大きな影響を与えていることがわったという。
スマルナでは、ユーザーから寄せられる声などを定期的に分析し、感染拡大抑止と相談者の安全確保を最優先に、一人ひとりの状況に応じた対応をしている。
しかしながら、オンライン診療の広がりとともに、「登録時の住所が本人確認書類と全く異なる架空の住所を記載して登録が行われたケース」、「診察時の医師の判断により処方に至らなかったユーザーが、申告内容を変更することで異なる医師での処方を目論んだケース」など、個人のなりすましや虚偽の登録による転売を未然に防ぐ仕組みの重要性も同時に高まっている。
同社では、オンライン診察のプラットフォーマーとして、利用するユーザーが安心安全に利用できるよう、AIによる本人確認システムを導入し、個人のなりすましや虚偽の申告による利用の未然防止に努めるという。
AIによる本人確認システムを用いた本人確認は、スマルナ初回利用時の本人登録において、運転免許証や健康保険証(顔写真なしは2種類)などの本人確認書類の画像を撮影する際に、同時に本人確認書類を手に持った本人の顔写真を撮影しアップロード、本人確認書類が真に本人であるかの確認をする手法。
今後は「AIによる本人確認システム」の導入を皮切りに、同社が開発・保有するAIテクノロジーを活用し、異常値やノイズを検知・改善対応を行える新たなシステムを実装予定だという。