総合ビルメンテナンスの大成は2日、アバターロボットの開発を手掛けるMira Robotics(ミラロボティクス)と、アバターロボットugo(ユーゴー)を活用した、次世代DX(デジタルトランスフォーメーション)警備ソリューションの提供を開始すると発表した。
2019年から両社で継続実施してきた警備ソリューションに向けての実証実験は2020年12月末に終了予定とし、2021年から本格商用化へ移行する。
“ugo”は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができるアバターロボット。AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバターロボット。
大成は、ビルオーナー・警備会社へ向けた警備ソリューションの一環として、2021年1月からサービス提供を始める。提供するサービスは次世代DX警備ソリューション「T-Spider」で、連携するデバイスの先駆けとしてアバターロボットugoのセキュリティ特化モデル「ugo TS-P(ユーゴー ティーエスピー)」が採用されている。
次世代DX警備ソリューション「T-Spider」は、警備業務を「見える化」し、最新テクノロジーを統合して高度なセキュリティを提供する、次世代DX警備ソリューションのプラットフォーム。
警備業務で必要とされる現場での報告をタブレット上で簡易に入力してデータの蓄積を行い、日々の報告書(日次・週次・月次)を作成し、施設管理者にプラットフォーム上で即時共有する。
またugo TS-Pとの連携により、ugoの巡回業務後に、巡回報告のレポートを自動作成することにより、ugoによる警備業務の仕事の幅を広げるという。
今後は、様々なデバイス(屋内自動飛行ドローン・監視カメラ・受付サイネージボード)との連携を図り、次世代DX警備ソリューションとして位置付けていくとしている。