AIやICTを活用した介護福祉プラットフォームサービスを提供するウェルモは4日、ケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント」クローズドβ版の居宅介護支援事業所のテストユーザーを募集開始したと発表した。
「ケアプランアシスタント」は、自然言語処理の技術を用いたAIエンジンで、ケアマネジャーのケアプラン(居宅サービス計画書)作成業務を支援する。ケアプラン作成に必要な専門知識の学習や情報収集をサポートすることで、ケアプラン第二表作成の負担軽減やケアマネジメントの質の向上を実現。AIには適切な論理構造を持つ過去のアセスメントとケアプランを学習させている。
ウェルモが目指すのは、デジタル技術を導入し、地域包括ケアシステムを進化させる「地域包括ケアシステムDX(デジタルトランスフォーメーション)」の実現。情報の可視化やデータの利活用の推進、オペレーションの進化による生産性の向上、他職種連携の強化によるシームレスなサービス提供などにより、介護サービスの利用者はもちろん、介護に関わるすべての人のQOL向上を目指すという。
地域包括ケアシステムにおいて、ケアマネジャーは各種サービスをコーディネートするハブとなる重要な存在だが、その業務は必要な知識が多岐にわたり、業務過多で多忙、恒常化する人手不足の中で業務の質を落とさず生産性を向上させる必要に迫られている。ウェルモは、ケアプラン作成支援AI「ケプランアシスタント」や、すでに展開している地域ケア情報見える化サイト「ミルモネット」などのAIやICTなどの事業でケアマネジャーの実務をサポートし、「地域包括ケアシステムDX」の実現を推進するという。