アジラは2日、オンザウェイ、Fリーグ所属ペスカドーラ町田を運営するCASCAVEL FUTSAL CLUBE及び町田市立総合体育館と共同で、AI機能搭載カメラシステムの製品開発に向けた、人体動線分析に関する実証実験を実施したと発表した。
近年、警備関連業界での深刻な人材不足や、新型コロナウイルスの影響により、より少ない人数かつ低コストでイベント等の警備業務を行うことが求められている。そのような背景を受け、同社はオンザウェイと共同で、人体動線分析、群衆密度分析、アクシデント検知、及び人物属性推定等のAI機能搭載のカメラシステムの開発を進めている。本実証実験では、搭載予定機能の一つである人体動線分析機能の運用を行い、その有用性を検証した。
本実証実験では、クラウド、エッジAIデバイスの双方で実証実験を実施。高い精度(90%弱)で検出できたものの、未検出/誤検出が認められた。本実証実験により、製品化に向けた課題や改善箇所を洗い出し、より良質な製品の開発が可能になるという。
本実証実験により、開発中の人体動線分析の有用性を再確認することがでとして、今後、2021年を予定している製品化に向け開発を進めていくという。