自治体および企業向けの業務システムを手掛ける西菱電機は17日、室内の適正な密度を管理する「混雑判定システム」の提供を開始すると発表した。
「混雑判定システム」は、カメラの映像からAIで室内の混雑状況を判定し、ウェブサイトから判定結果をリアルタイムに確認することができる。別途、モニターを設置すれば、混雑状況を従業員や来客者と共有することができる。
新型コロナウイルスの感染拡大により、人が集まる場所での感染リスク低減とそれに伴う業務負担軽減の必要性が高まっている。混雑判定システムでは、AIを使った画像解析により、特定エリア内の人数をカウントし、その結果をエリアごとに混雑状況として表示するので、従業員や来客が混雑状況を確認して行動することができ、それにより感染リスク低減と入場規制などの業務負担軽減が可能となる。
混雑状況の可視化をしたいが、高額になりやすいシステム開発の発注はなかなかできず、導入を見送っている企業のために、必要な機器と混雑状況を確認できるシステムをパッケージで提供する。