
アイリックコーポレーションは17日、ディー・エヌ・エーと住友商事により設立されたDeSCヘルスケアが提供する「kencom×ほけん」へ、非定型AI-OCRソリューション「スマートOCR健康診断書」を、同社の100 %子会社であるインフォディオと連携し、2021年秋の提供開始に向け、開発に着手したと発表した。
「kencom×ほけん」は、健康増進に役立つ情報配信や日々の歩数の自動記録のほか、ゲーミフィケーションを取り入れたプログラムなどの機能を備え、ユーザーが日常生活で楽しみながら気軽に健康増進活動に取り組むことができるヘルスケアエンターテインメントアプリ。
すでに生命保険会社2社で採用され、幅広いユーザーに対して生活習慣病などの健康リスクの低減につなげることを目指している。
これまでは、アプリ内で入力する健康診断書のデータはユーザー自らが手入力する必要があった。「スマートOCR健康診断書」が搭載されることにより、スマホで撮影するだけでデータの自動入力が実現し、アプリユーザーの利便性が高まるという。
同社では、すでにリリース済みの「スマートOCR請求書」「スマートOCR非定型手書き」「スマートOCR診療明細書」など、今後もビジネスAIとして、さまざまな分野での新たなユーザー体験の創造および業務効率化を実現する新しいサービス提供を続けていくことで、顧客の企業価値向上に貢献していくとしている。