HiTTOは18日、ワタミが同社の社内向けAIチャットボット「HiTTO(ヒット)」を導入したと発表した。
ワタミの人事部門には、店舗から定型的な問い合わせが多く寄せられており、事業拡大とともに件数が増加していた。質問の多い領域の担当者は、終日電話対応に追われる日もあり、本来の業務に充てる時間が奪われていた。また、担当者ごとに答えられる内容が異なり、問い合わせ対応が属人化していることも課題としてあったという。
一方、現場では、土日や深夜など人事部門の営業時間外は問い合わせができない、現場内で疑問点を確認した結果、間違った認識で業務を進め、再手続きが必要になるなど、非効率的なケースが散見されていた。
このような状況の中、人事部門では問い合わせを減らすことだけではなく、従業員が自己解決できる仕組みや文化を創りたいという想いから、社内チャットボットの導入を検討。そして、大手企業の人事部門を中心とした豊富な導入実績があり、支援メニューが充実している「HiTTO」を2021年3月に導入した。
AIチャットボット「HiTTO」は、大手企業の人事部門様を中心にご採用されている社内向けAIチャットボット。人事に関する定型的な質問をご担当者の代わりにチャットボットが対応することで、人事や情報システムなどバックオフィス部門の対応工数の削減に貢献いる。
また、「聞きづらいことでも気軽に聞ける」チャットボットの利点は、従業員エンゲージメントを向上させるだけでなく従業員の潜在的ニーズの可視化を実現し、人事制度や中長期施策の改善に活かすことも可能だという。
さらに、チャットボットの活用を通じて人事部門のシゴトのナレッジを体系化できるだけでなく、従業員が人事制度や社内のルールに触れやすい環境をつくり、人事部門と従業員間のスムーズな情報共有を実現る。