Ubieは21日、同社が提供する医療機関向け業務効率化サービス「AI問診ユビー」が、全国47都道府県の医療機関での導入を達成したと発表した。
導入医療機関数は400以上となり、サービスローンチ当初の主な導入先だった病院に加え、クリニック・診療所など「かかりつけ医」での活用も広がっている。
2017年サービス提供を開始した「AI問診ユビー」は、紙の問診票のかわりにタブレットやスマートフォンを活用した、医療機関の業務効率化のための問診サービス。医師は、カルテ記載に伴う事務業務の削減によりさらに患者と向き合い診療に集中でき、患者は、診察前の待ち時間に詳しく症状を伝えられるようになる。こうしたサービス特性をもって医療現場のDX・業務効率化に貢献し、働き方改革への意識が高まる急性期病院を中心に導入数を伸してきた。
さらにコロナ禍においては、クリニック・診療所など「かかりつけ医」での導入が急速に広がっている。紹介状の自動作成などクリニック・診療所に特化した機能に加え、患者の受診控えが深刻化する中で求められる滞在時間短縮や来院前の事前トリアージなど、患者やスタッフの安心・安全対策として活用されている。
今後「AI問診ユビー」は、医療現場の効率化のみならず、人と地域医療をつなぐサービスとして、持続可能な医療体制の支援を目指すという。地域医療の起点であるクリニック・診療所と、病院間の連携による適切な役割分担の促進や、生活者向けWeb医療情報提供サービス「AI受診相談ユビー」との連動による、生活者が適切な「かかりつけ医」と出会い、適切なタイミングで受診ができるための支援など、テクノロジーで医療界に貢献していくとしている。